べと病について

⭐︎防除は先手必勝。早め早めの対策を。

→一度症状が出たら、広がりを抑えることはできても、症状の進行を止めることはできない。

→ボルドー液を撒き続けるしかない!!

→葉っぱをいちいち取ってもいいけど、キリがないし、現実的じゃない。木へのダメージもある。その方が農薬は減らせるけど。(by Yさん)

 

⭐︎すぐに表面化せずに潜伏期間がある。「1枚出たら1000枚出る」と思わないといけない。すぐに防除するべき。

 

⭐︎「湿度と気温」に気をつけながら防除していく。

23〜25度、湿度70%以上で発生しやすくなる。2023年は夜中涼しいのでまだマシ。

 

⭐︎病気の葉っぱでも多少の光合成能力はある。全ての葉っぱを取り除いてしまうと枯れるので、ひどいもの以外は残しておくのが無難なケースもある。

 

⭐︎少ないときは、3回ボルドーを撒いただけで防除終わりだった。

→5月中頃、梅雨前、梅雨明け。

→散布はだいたい月に2回ぐらいかな?

→ボルドーの成分は化学薬品ではなく、自然に存在するもの。収穫何日前でも撒けるし、何回でも撒ける。雨などで流れ落ちる。

→房に付着したまま醸造しても問題ない。(by T社長)

 

⭐︎生食用の葡萄にはボルドーは使わない。収穫後ぐらい。跡が残るので。収穫2ヶ月前まで農薬散布。光で自然に分解されることを期待。

 

⭐︎「ボルドーだけでブドウを作れない奴は下手くそや」「べとを入れたら恥やと思え。畑を見て回ってない証拠や」「毎朝、畑全体を見て回る」

⭐️ボルドー液の自作について。

 

⭐︎裏面が白っぽくなるのが特徴。

 

⭐︎特に海外の醸造用品種は「葉っぱ」より「房」にべと病が入りやすい。

→房にしっかり散布することが大切。

→収穫後、房をリンゴ酸につけたらボルドー落ちる?(山梨県ワイナリー)

→日本は酸性雨なので、もともと流れ落ちやすい。