今週、農大では「育種」のための「交配・緑枝つぎ」について教わりました。
なかなか教わることのできないことなので、とても勉強になりました。
畑の方では、「べと病」という病気が入り始めていて、その対処に追われていました。
今年は、なるべく農薬を散布せずにどこまで粘れるか試してみようと思い、「気温・湿度・雨」の様子を見ながら観察していました。
5/9に一部圃場で全体的に葉っぱの色が少しトーンダウンし、「べと病」の症状が出始めたので、すぐに「ボルドー液(4-4式)」を散布しましたが、しばらくすると広がり始め、開花期に差し掛かっていたので、「ジマンダイセン」を散布しました。
また、デラウェアは問題なかったのですが、ヨーロッパ系品種の「シャルドネ」やヨーロッパ系品種の遺伝子が入っている「マスカットベリーA」は「ボルドー液の石灰障害」が出ていました。
なので、次からは、石灰の量を減らして「4−2式」にする予定です。
ここからは、10日おきに「ボルドー液(4−2式)」を散布しながら、病葉を取り除き、少しづつリカバリーしていきたいと思っています。
いったん病気が入ると、症状が出ていなくても、栄養を取られて生育が悪くなり、病弱になることで、感染しやすくなるし、感染した葉の対処にも追われる。
また、初期生育でつまずくと、そのあとずっと引きずり、リカバリーが大変になるということが良くわかりました。
農家さんからは、「病気の防除は先手必勝」「ゴールデンウィークに1回目の防除」と聞いていたのですが、やはりその通りだと再認識したので、来年からはしっかりやっていきたいと思っています。
初めてのこと、知らないことだらけで、失敗も多いですが、それを糧に何倍も勉強して、数年後にいい仕事をできるように努力していきたいと思います。
#農業 #日本ワイン