「ブドウの美味しさを100%活かしたワイン造り⑥」
亜硫酸(酸化防止剤)に関してですが、添加量が多いと味や香りの広がりが抑えられてしまうような気がしたので、なるべく添加しない方向で造りたいなと思っています。
ですが、今年の仕込みで亜硫酸を入れなかった果汁はすぐに酸化して褐色になってしまいました。また、搾汁率も50〜60%ぐらいでかなり低くなってしまったのでもったいないなと感じました。
果汁を酸化させずに搾りきれる高性能なプレス機があれば問題ないのかもしれませんが、シンプルなプレス機だと限界があるかなと思ったのもあって、発酵に関しては、すべてのブドウで「1次発酵させてからプレスして2次発酵させる」のがいいかなと考えています。
そうすれば、搾汁率も20%近く上がりますし、除梗破砕してからすぐに酵母を添加して発酵をスタートさせれば酸化や微生物汚染もしにくいのかなと思っています。
(続きはまた来週書きます)
#農業 #日本ワイン