料理を作るときに大切なことで「その食材のおいしさを100%引きだす」ということがあると思います。
例えば、鴨1羽があった時に、胸肉はしっとり火入れして、もも肉は固いのでじっくり低温でコンフィにして、骨などのガラはソースにして、内臓はペーストにしてソースのコクだしに使って・・・といった感じで鴨1羽のおいしさを余すことなく活かして1皿を作り上げるという感じです。
ワイン造りをする中で「搾汁率(さくじゅうりつ)」という言葉がありまして、要は「100のブドウからどれくらいの果汁を搾れるか」ということです。
だいたい50〜60%で、やり方によっては70〜80%ぐらいまで搾れることがあるそうです。
1000kgのブドウであれば、「10〜20%の違い」は「100L〜200L」の違いになるので、これはとても大きいと思います。
「搾汁率50〜60%」のブドウの搾りかすを食べてみると、普通に美味しいのでもったいないなと感じていました。
どうすれば「ブドウのおいしさを100%ワインに活かせるか」を教わりながら勉強中です。
ps.栗が少しづつ落ちてきたので今年は時期を逃さないように拾いたいと思います。
#農業 #日本ワイン