⭐︎花穂整形とは。
→花穂の先端の綺麗な部分を使うために、支梗(しこう)を切り落として形を整える作業。
→種無しブドウは先端の方が美味しくなりやすい。
⭐︎花穂整形とセットで、
『脇芽取り(葉っぱ1枚残してカット)・巻きヅル取り・先端の摘心』をして、
『栄養成長→生殖成長へスイッチ』させる。
*これをしっかりやらないと生殖成長に切り替わらないので重要な作業!
*葉っぱの数は『房先5枚』と覚える。
→房の先に5枚葉っぱがあればいい。脇芽の葉っぱを1枚残しておくことで、計10枚+脇芽の葉っぱ10枚で合計20枚。十分な数の葉っぱを確保できる。
→1房あたり20枚。デラは2房あたり20枚でOK。
*摘心は先っぽを少しだけカット。カットしすぎると木が暴れるので注意。何事も少しづつ。急激にショックを与えないこと。
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⭐︎誘引→花穂落としが基本。折れてしまうリスクの回避。
⭐︎花の咲きはじめに行う。
→花穂の成長が止まって判断しやすいので。(5月上旬〜)
(花穂整形のやり方)
1、まずどの花穂を残すか決める。
2、花穂整形が終わってから、いらない方の花穂を落とす。
→折れてしまうリスクのヘッジ。
*ジベ処理を2回するときは、目印として上の支梗を2つ残しておいて、1回終わるごとに1つづつ切り落としていく。
*房先から何センチ残すか?ジベ処理後で軸が伸びていて、長さが分からない場合は車(段)の数で判断する。巨峰系、大粒系はだいたい4段(3.5~4cm)が目安。
*1枝1房が基本。(中粒・大粒)
→着果過多だと美味しくなりにくい。しかし、元気な枝は少し弱らせるために2房残すのもアリ。
*先が細くなっている方が形が綺麗な果実になりやすい。
(残す花穂の判断基準)
・「軸の太さ」が第一優先。養水分を運びやすいので、いい果実になりやすい。
・先端が枝分かれしているものは不細工。なるべく曲がっていなくて、形の綺麗なものを選ぶ。
→ジベ処理後に先端を切り落とす方法もアリ。
・後々、摘粒するので、支梗と支梗の間(節間)が狭い方が⭕️。長いとだらっとした実になりがち。
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