デラウェア、シャルドネ、ピノ・ノワールは順調なのですが、マスカットベリーA、カベルネソーヴィニヨン、メルローに関して、自分の優先順位の付け方の問題もあり、来年に向けた改善点が見つかりました。
問題は3つです。
①花ぶるい
②果実への黒とう病
③果実へのアザミウマの被害
①花ぶるいに関して
→今年は、試験的に、開花結実後まですべての花穂を残したのですが、それが負担になったように感じています。来年以降は誘引よりも花穂落としを優先し、開花結実の負担を減らす必要があると思っています。加えて、開花結実期の樹勢のコントロールも考え直します。
②果実への黒とう病
→葉へは病気が入っていないのに、果実には黒とう病が入りました。ブドウは雄しべが笠を押し破って開花するため、雄しべと雌しべは開花後まったく保護されていないということを見落としていました。来年以降は開花期防除を重視していきます。
③果実へのアザミウマの被害
→基本スタンスとして、「病気予防は先手必勝、害虫対策は目立ち始めてから」でしたが、結実後のアザミウマの被害に関しては気づいた時には手遅れになると感じました。来年以降は、効率よく、必要最低限の農薬で結実後の果実を守れるようにしていきたいです。
品種ごとの特徴も掴みきれておらず、まだまだ改善点だらけですが、少しづつ改善していきながら成長してきたいと思います。