今の時期は、梅雨明けも近いですし、気温も上がってきて病気も広がりにくくなってきているので、
ブドウの房の変化を観察しながら、除葉や草刈りをぼちぼちやりながら、収穫待ちの少し落ち着いた期間みたいです。
ワイン用のブドウでは「ベレゾン開始日」(果実への水回り開始、粒が柔らかくなってくる時期)から成熟に応じて6個のステージに分けて、それぞれのタイミングで100粒取って果汁を搾って分析しています。
果汁の「比重・総酸度・糖度・pH」などの数値変化をもとにして、収穫のタイミングを予測したりする数式もあるみたいです。
ワイン造りでは化学の知識も大切で、複雑な分析機器を使うことも多いので、今のうちにしっかり復習して備えておこうと思います。
最近、品種や圃場によっては「チャノキイロアザミウマ」という小さな虫の食害が目立ってきました。
熟した時にも影響するとは思うのですが、非常に小さいので発見するのが難しいし、どうしようかと研究員さんに相談したところ、「ホリバー」という害虫を誘き寄せるシートがあるみたいです。
これを畑に設置すると、防除タイミングの参考になりそうです。
来年からは、どの品種でももっといいブドウを収穫できるように。
ps.畑の鳥の卵が孵化して、だいぶ大きくなってきました。
#農業 #日本ワイン