カンキツの摘果

(目的)

・適正な果実量にして肥大促進。

・来年の花が咲く割合を増やして安定生産。

 

⭐︎今年実がなった枝には翌年は花は咲かない。

→実がない枝と、ある枝が半々ぐらいが「好適樹相」

→なるべく表年と裏年のムラをなくして安定生産を。

 

⭐︎第1次生理落下→枝ごと落ちる。

⭐️第2次生理落下→ヘタを残して落ちる。

⭐︎第2次生理落下が終わったら、7月ごろに「粗摘果」。8月末に「本摘果」。

 

「粗摘果」

→本来残す量の倍残しておく。一気に摘果すると危機感を感じて?大きくなりすぎる。味も大味になる。徐々に着果負担を下げていくことが大切。

 

「葉果比(ようかひ)」

→温州みかんは25枚、日向夏は80枚、文旦は200〜300枚。

→親指ぐらいの太さの枝レベルで養分を補い合っている。

 

⭐︎摘果する実の選び方

→葉っぱの枚数を「葉果比」で割って四捨五入。粗摘果の場合は✖️2。

→小さいもの、傷ついたものを優先的に摘果。

→日当たりのいいものをなるべく残す。

→グリーンのゴリゴリの実が美味しくなる。

→中指と薬指で枝を挟んで、つまみながら摘果する。