白ブドウの収穫・白ワインの仕込みについて

「キリッとした白ワイン」

→きれいな酸味、フレッシュ、フルーティ、雑味のない、クリアな、

 

同じ畑、同じ木でも、房ごとに「適熟」のタイミングは全く異なる。

収穫は絶対に人に任せずに、自分でやらないといけない。

毎朝、畑全体を見て回って、「適熟」の房を少しづつ収穫していく。

 

「除梗」は必要。

「全房発酵」は雑味が入るリスクも高く、タンクに入る容量も少なくなってしまう。

 

その日に収穫したものは、その日のうちに必ず、「選果」「除梗」してタンクに入れて「マセラシオン・カルボニック」

終わらなければ、泊まり込み。

*収穫後、時間が経過するごとに「香り」は落ちてしまう。酸化のリスクも。

 

ビニールを被せて、二酸化炭素ガスを入れて酸化から守りながらマリネ。

少しづつ潰しながら果汁と一緒にマリネすることで、「皮の酸味」を抽出する。

*ここで雑味が入らないように、果皮を綺麗な状態に保つことが重要。そのための袋がけ。

 

収穫を終えて、酸味の抽出ができたらプレスして低温で発酵(10〜15度?)

アルコール度数は「12.5%」が目安。

糖度の半分がアルコール度数の目安。

 

発酵を終えたら、澱をしっかり引いて、最後に残った「綺麗な澱」と一緒に「シュール・リー」で1年間タンクのまま熟成。

「二酸化炭素ガス」を入れて、ビニールとラップで密封して酸化から守る。

 

19L入りタンクで保管。

*なるべく大きい容器で保管する方が、ワインの状態は安定する。

最低でも2〜3年は寝かせた方がいい。

 

使うときは「tap marche」の3L容器に移し替えてサーバー直出しで飲むのが一番。

「二酸化炭素ガス」で押し出すので、酸化リスクも少なく、微発泡効果も。